日経平均は35円高、ドル・円の上昇を支えに9日続伸
27日の日経平均株価は前日比35円10銭高の2万472円58銭で取引を終え、連日で年初来高値を更新した。
連休明けの米国株が下落したため日経平均も軟調スタートとなったが、円安進行を支えに輸出関連株の一角が買われて下値は限られ、午前10時すぎにプラス圏へ浮上した。後場になると上げ基調を強め、一時2万500円台を回復。ドル・円の上値が重くなると日経平均も押し返されたが終盤に切り返し、14年8月以来の9日続伸となった。
個別では、中期経営計画の見直しで目標数値を引き上げた住友電気工業 <5802> は堅調。円安の進行を背景に、富士重工業 <7270> 、ファナック <6954> 、TDK <6762> なども物色された。20%近い自社株の消却を発表したユーシン <6985> も高い。オークファン <3674> はディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> からBtoBマーケットプレイス事業を取得すると発表したことが好感されて急伸した。
半面、前日に旧村上ファンド系投資ファンドによる大量保有が判明して思惑買いが入った宝印刷 <7921> が利益確定売りに押された。14日公表の100万株の自社株買いが終了したエイベックス・グループ・ホールディングス <7860> も材料出尽くし感が台頭して軟調。4月中間期の営業利益は計画を下回って着地したスリープログループ <2375> も安い。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前日比35円10銭高の2万472円58銭と9日続伸し、連日で年初来高値を更新した。日経平均の9日続伸は14年8月以来。
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2015-05-27 15:00