サンフロンティア不動産が業績予想など増額し反騰拡大へ

■「不動産再生」好調で純利益は35%引き上げ、配当も大幅に増額   サンフロンティア不動産 <8934> は5日の大引け後、第3四半期の連結決算(4~12月)を発表し、今3月期の業績予想と配当予想を増額修正した。不動産市況の回復に加え、リプランニング(ビル改修再生)事業などが好調で、今3月期の売上高は160億円の見込み(前期比では51.2%増)を据え置いたものの、営業利益は従来予想を32%引き上げて39億円の見込み(同80.8%増)とし、純利益は同じく35%引き上げて35億円の見込み(同40.9%増)、予想1株利益は81円86銭の見込みとした。   また、3月期末配当は従来予想の8.50円を11.50円の見込みとし、前年同期の8.50円(13年10月の株式分割を考慮)から大幅な増配となった。中間配は行なっていない。   発表によると、第3四半期(4~12月)は、都心オフィスビル市場の空室率が徐々に低下し、賃料にも反転の兆しがみられるなかで、引き続き、東京都心部にビルを所有するオーナー層の不動産に関する困りごと解決に取り組み、仲介・管理・保証・工事・賃貸・売買等の一貫したサービスをワンストップで提供してきた。付加価値連鎖型の「不動産再生」に取り組んだ。これらの結果、売上高は前年同期比73.6%増加し、営業利益は同96.9%増、純利益は同59.8%増となった。   株価は昨年12月に1764円まで上げ、株式分割考慮後で2007年以来の高値をつけた。その後は全体相場とともに調整基調に転じ、昨日は一時1098円まで下げて今年の安値。しかし本日の終値は1199円(4円高)。業績予想などの増額を好感してリバウンドを強め、目先は75日移動平均の水準である1390円前後を上抜けば買い戻しが増加して反騰の勢いが強まると見られている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
サンフロンティア不動産<8934>(東1)は5日の大引け後、第3四半期の連結決算(4~12月)を発表し、今3月期の業績予想と配当予想を増額修正した。
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2014-02-05 17:15