日本製エンジンは優秀!・・・「欧米と日本が上位」の調査結果=中国メディア

 中国メディアの鳳凰網は25日、「各ブランドのエンジンの信頼性を調査。日系が上位を占める」と題する記事を掲載した。中国では「日系車(日本車)は安全でない。技術力もさほど高くない」との主張があるが、専門家や専門のメディアは日本車を評価することが多い。  記事は、英保険会社のワランティー・ダイレクトなどが実施した自動車エンジンの「信頼度」調査を紹介。調査は完成車のブランド別に、搭載されているエンジンの故障件数、故障の種類、修理費用などにより、エンジンの「信頼度」を評価したという。  信頼度が最も高かったのはホンダで、故障率は0.29%、第2位はトヨタで0.58%だった。第3-5位はベンツ(0.84%)、ボルボ(0.9%)、ジャガー(0.98%)だった。  第6-10位はレクサス(0.99%)、フィアット(1.17%)、フォード(1.25%)、日産(1.32%)、ランドローバー(1.38%)だった。  1-10位にランクインしたのは、「日系」が4ブランド(3社)で最も多かった。他は欧米系で、日本以外のアジア系ブランドはなかった。  1位のホンダについては、「多くの人がまず、“i-VTECシリーズ”のエンジンを思い浮かべるだろう。ホンダのエンジンは設計当初から信頼性を基本としている。故障率0.29%は称讃に値する」、2位のトヨタについては「“VVT-i系エンジン”は多くの消費者に受け入れられている」、「わずか0.58%という故障率は印象深いものがある」と、いずれも高く評価した。 ********** ◆解説◆  中国人はなんらかの情報に接した場合、「情報発信元の意図」を重視する傾向が強い。「自らの都合」にもとづいて、情報を発信すると考えるからだ。したがって、企業の広告や当局発表への信頼度は低い。メディアの報道も「当局の意向を受けたもの」とみなされる場合がある。  保険会社が発表する製品情報の場合「よい製品、安全な製品が普及すれば、保険料支払いの低減の効果がある」として、信頼度は高いとの主張がある。  中国では、自動車の国別ブランドについて「日本車」ではなく「日系車」などと呼ぶ場合が一般的だ。日本本国ではなく、海外の現地法人で生産されている場合が一般的との理由だ。米国車などについても同様である。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C) Plengsak Chuensriwiroj  /123RF.COM)
中国メディアの鳳凰網は25日、「各ブランドのエンジンの信頼性を調査。日系が上位を占める」と題する記事を掲載した。中国では「日系車(日本車)は安全でない。技術力もさほど高くない」との主張があるが、専門家や専門のメディアは日本車を評価することが多い。(イメージ写真提供:(C) Plengsak Chuensriwiroj  /123RF.COM)
2015-05-27 18:30