米で開催の世界最大のリーガルテクノロジー展示会に出展=UBIC

 情報解析事業を手がけるUBIC(本社・東京都港区/米ナスダック、東証マザーズ上場)は、2月4-6日に米ニューヨークで開催される世界最大規模のリーガルテクノロジーに関する展示会「リーガルテックニューヨーク2014に日本企業で唯一、自社で独自の研究開発を行うeディスカバリ総合支援ベンダーとして出展した。(画像提供:UBIC)  リーガルテックニューヨーク2014は最先端のリーガルテクノロジーを搭載した製品を包括的に紹介する展示会で、アメリカの法律事務所や企業法務部、ベンダー関係者など、約1万3000人以上が参加する見込みだ。  同展示会は今年で33回目の開催で、香港でも3月3日に2回目のイベントが開催されるなど、世界的な広がりをみせている。  UBICは同展示会において、訴訟大国である米国で認められたリーガルテクノロジーにかんする最先端技術を動画などで紹介するとともに、2月1日に新しくリリースしたばかりの「ケースナレッジディクショナリー」、「ケースカウンセラー」、「セントラルリンケージ」、「ビヘイビアーエクストラクター」の4つの機能を世界で初公開した。  「ケースナレッジディクショナリー」はUBICの長年にわたる豊富な国際訴訟支援の実績にもとづくナレッジベースを活用したプレディクティブ・コーディングの教師データを生成する機能だ。  「ケースカウンセラー」は訴訟や調査案件特有のキーワードを質問形式で入力する機能。システムには案件のパターンごとに必要なキーワードなどの種類が組み込まれており、弁護士やレビューアーをサポートする。  「セントラルリンケージ」はメールの会話内容により、個人単位または組織単位での人間関係を可視化する機能。  「ビヘイビアーエクストラクター」は、メールなどの文章を言語の品詞レベルまで解析し、対象者がどのようなコミュニケーションをかわしているか、どのような行動をとっているのかを分析する。  UBICによると、上記機能を活用することにより、ビッグデータ、すなわち膨大な数の文書の中から訴訟や調査案件に関連する文書のみを精度よく効率的に仕分けることが可能となるため、訴訟や調査コストの大幅な削減が実現されるという。  展示会では、組織内の不正の予兆を捉え、リスクを最小化する予兆監査機能など、eディスカバリ以外にも応用が進みつつある研究についても紹介する。  UBICは同展示会への出展を通して、「行動情報データ解析企業」と進化し、これまで以上に「フューチャー・ディスカバリ(未来発見)」企業に飛躍すべく努めていくという。(編集担当:中山基夫)
情報解析事業を手がけるUBIC(本社・東京都港区/米ナスダック、東証マザーズ上場)は、2月4-6日に米ニューヨークで開催される世界最大規模のリーガルテクノロジーに関する展示会「リーガルテックニューヨーク2014に日本企業で唯一、自社で独自の研究開発を行うeディスカバリ総合支援ベンダーとして出展した。(画像提供:UBIC)
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2014-02-05 17:45