「家事6月病」で憂鬱な梅雨時家事の対処法、除湿家電や除菌・消臭スプレーを上手に使ってメリハリを

主婦が感じる梅雨時の家事の憂鬱「家事6月病」は、「雨」と「湿気」と「カビ」が原因。特に布製品の菌・カビ対策が悩みのタネ――。生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区)が全国の主婦500名を対象に行った「梅雨の家事における悩み」に関する調査で、上記の結果が明らかになった。トレンド総研では調査結果を受けて、お掃除オピニオンとして活躍する藤原千秋さんに梅雨の家事のコツについて取材するとともに、除菌グッズのトップブランドである「ファブリーズ」を提供するP&Gファブリーズ研究員の新藤知子さんに、オススメの菌・カビ対策についてインタビューしている。画像は「梅雨の家事における悩み」に関する調査より。
「梅雨の家事における悩みに関する調査」は、2015年4月3日~4月8日に、20代~50代の既婚女性500名を対象にアンケート調査を行い、その回答を分析したもの。その結果、「梅雨の時期に家事が憂鬱だと感じることがある」という回答が87%と9割近くに達した。トレンド総研では、このような梅雨時の家事の憂鬱を「家事6月病」として、その実態について詳しく調べた。
「梅雨の時期に家事が憂鬱だと感じる理由」を聞くと、上位に並んだのは「洗濯物が乾きにくいから」(84%)、「湿気が気になるから」(82%)、「カビが気になるから」(65%)となった。梅雨の家事では、「雨」、「湿気」、「カビ」といった問題が主婦たちを悩ませていることが改めて確認できた。また、96%の主婦が「梅雨の時期には、自宅における菌やカビへの不安が高まる」と回答している。
また、「梅雨の時期に特に億劫だと感じる家事」を挙げてもらったところ、第1位は「洗濯」(43%)、続いて「布団干し」(32%)だった。これらは、「お風呂掃除」(25%)、「キッチンまわりの掃除」(12%)といった水周りの掃除を上回って「億劫」と感じられ、これら布製品の手入れが、梅雨の“2大・憂鬱な家事”といえる。
また、96%の主婦が「梅雨の時期には、自宅における菌やカビへの不安が高まる」と回答。肌に触れる布製品について菌やカビが気になっている実態も浮かび上がった。「自宅にある布製品のうち、梅雨の時期に特に菌やカビが気になるもの」を聞くと、「衣類」(68%)がトップで次いで「カーテン」(63%)。そして、「布団」(63%)、「枕」(60%)、「マットレス」(54%)などの寝具が上位になった。その他に、「クッション」(52%)、「カーペット」(52%)など、主婦が梅雨の時期に菌やカビを気にしなければならない布製品は、家庭のあちこちにあることが分かった。
一方、「自宅にある布製品全般に対して、菌やカビの対策を行っている」という人は29%に過ぎなかった。菌やカビ対策として具体的に行っている対策方法は、「洗濯する」(88%)と「日光にあてる」(85%)くらいで、対策方法が限られた。「大型のものなど、洗えない布製品のカビ対策がわからない」(神奈川県・36歳)という声が主婦の意識を代表している。また、「菌・カビ対策の効果はどの程度有効なものなのか、よく分からない」という主婦は、全体の87%を占め、菌やカビへの対策の効果に疑心暗鬼になっている姿も明らかになった。
これらの調査結果について、トレンド総研は、家事の専門家の藤原千秋さんに話を聞いている。まず、「家事6月病」にならないコツについて、藤原さんは、「メリハリをつけることがポイントです。天気と家事の計画が調整できるようであれば、『晴れたらやろう』くらいに大らかな気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。家事をできない日には、家事を休んでしまっても良いと思います。やらなきゃ、やらなきゃと思い詰めていては、それこそ“家事6月病”になってしまいかねません」とアドバイスしている。
また、布製品の菌やカビ対策については、「あまり天日干しにこだわらず、楽しみながら、できる手入れをしていくことがオススメです。例えば、洗濯に洗剤、柔軟剤などに好みの香りを上手く取り入れると、室内での乾燥の際、部屋をいい香りにできます。また、洗濯物や布団などを乾かす際には、除湿効果や清潔さをもたらす除湿機、エアコン、布団乾燥機、布団掃除機などを上手に活用すれば、室内の快適さを保つことができます」と語る。そして、「雨でも家の中を換気することも重要です。空気が滞留すると布製品のカビや湿り気の原因になります」と注意喚起している。
布製品のケア方法としては、「衣類」は、「クローゼットやたんすの通気を良くする、湿っぽく感じたら扇風機の風を送り込む」。「カーテン」は、「梅雨前に洗濯していないのであれば、洗濯するまでは消臭・除菌スプレーをこまめに噴霧する」。「布団」は「梅雨の晴れ間にはすかさず干す。温風の出る布団乾燥機をまめにかけ、シーツだけでも洗濯・乾燥する」。「枕」は、「カバーはこまめに洗濯・乾燥をし、晴れ間には天日干しを。干す前に消臭・除菌スプレーをしておくと菌・カビ対策としてより有効です」と、消臭・除菌スプレーを上手に活用するのも効果的とアドバイスしている。
そして、P&Gファブリーズ研究員の新藤知子さんは、「梅雨の時期は、他の季節と比べカビの繁殖スピードが約4倍であるというデータもあり、梅雨の時期に菌やカビへの不安が高まるという調査結果は理解できます」と語り、「洗濯ができるまでの対策として、除菌・消臭スプレーは、手軽な菌・カビ対策としてオススメです」と語っている。P&Gの布用の除菌・消臭スプレー「ファブリーズ」は、菌やカビを99.9%除去する効果があるという。
実際の使用については、「ファブリーズを対象となる布製品から20~30cm離し、表面がしっとりするまでしっかり噴霧することが重要」とアドバイス。「ファブリーズ」のオススメの噴霧回数は、「衣類(スーツ・ジャケット等)」は6回。「カーテン」は20回、「布団」は20回、「枕」は6回など。「適切な噴霧回数を守っていただくと、布製品の奥に入り込んだニオイや菌・カビも除菌・消臭成分が除去していきますので、ぜひ試してみてください」と語っている。(編集担当 風間浩)
主婦が感じる梅雨時の家事の憂鬱「家事6月病」は、「雨」と「湿気」と「カビ」が原因。特に布製品の菌・カビ対策が悩みのタネ――。生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区)が全国の主婦500名を対象に行った「梅雨の家事における悩み」に関する調査で、上記の結果が明らかになった。
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2015-05-28 11:30