日経平均終値は78円高し高値更新、27年ぶりの10連騰を記録

 28日の日経平均株価は前日比78円88銭高の2万551円46銭で取引を終え、88年2月以来27年ぶりの10連騰を記録した。終値で2万500円台回復は2000年4月13日以来。朝方から欧米株高と円安を受けて買い先行で始まり、目立った売り材料も見当たらず堅調に推移。午後1時前には182円高まで上昇した。その後は先物主導で段階的に大きく売られ、前日の終値近辺まで上げ幅を縮小する場面があったものの、引けにかけて再度強含んだ。  個別では、政府保有株の削減進展が期待されたみずほフィナンシャルグループ <8411> や、大手証券が目標株価を引き上げた損保ジャパン日本興亜ホールディングス <8630> が上昇。LINE向け恋愛ドラマアプリの事前登録開始が好感されたボルテージ <3639> や、今期は2ケタ増収増益で10円増配を計画したアインファーマシーズ <9627> も買われた。  半面、大手証券が投資判断と目標株価を引き下げた川崎汽船 <9107> や、代表取締役社長の逮捕が嫌気された石山Gateway Holdings <7708> が下落。直近の急騰で利益確定売りが優勢となった日本コンピュータ・ダイナミクス <4783> なども売られた。  業種別では、銀行、保険、ゴム製品などが上昇。一方、水産・農林、サービス、情報・通信は下落した。(編集担当:松浦直角)
28日の日経平均株価は前日比78円88銭高の2万551円46銭で取引を終え、88年2月以来27年ぶりの10連騰を記録した。
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2015-05-28 14:45