日経平均は一時110円超安、欧米株安を嫌気し利益確定売り先行

 6月1日の日経平均株価は前週末比118円61銭安の2万444円54銭で寄り付いた。前週末の欧米株安が重しになった。連日の上昇の反動もあり、利益確定売りが優勢となっている。ただ、ドル・円が124円台前半で底堅いため、朝方の時点で日経平均の下値は限定的。  個別では、15年10月期の通期業績予想を下方修正した巴工業 <6309> が下落した。家畜飼料用乳酸菌特許の取り下げを発表した日本ハム <2282> もさえない。15年6月期業績予想を下方修正したユビテック <6662> や、元取締役による不正行為が発覚したケイブ <3760> も売りが優勢となった。  半面、株式分割を発表したクックパッド <2193> は堅調。中期経営計画を策定したメタウォーター <9551> も買いが先行した。15年4月中間期で2ケタ増益を達成したエイチ・アイ・エス <9603> も物色されている。(編集担当:宮川子平)
6月1日の日経平均株価は前週末比118円61銭安の2万444円54銭で寄り付いた。
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2015-06-01 09:15