日銀の「金融緩和」に注目!・・・経済は「牛歩」回復=中国メディア

中国メディアの経済日報は1日、日銀がこのほど開いた金融政策決定会合で景気判断を「緩やかな回復を続けている」としたことについて、「日銀はついに金融緩和の成果を目にすることができた」と論じた。
記事は、日銀が2014年10月に追加緩和を行って以来、経済の動向を深く注視してきたと伝え、日本がこのほど発表した15年第1四半期の経済成長率は前期比0.6%増、年率換算で2.4%増となり、事前の予想を上回ったと紹介。続けて、「経済成長率が予想を上回ったことは、消費増税後に低迷した経済が回復基調にあることを示すもの」と指摘した。
さらに、日本経済はの回復に向けた足取りはまだ鈍いとしながらも、「2四半期連続でプラス成長となったことは事実」であり、特に個人消費が上向きつつあることは朗報だと論じた。また、15年第1四半期は個人消費だけでなく、設備投資や輸出入なども好調だったと指摘し、「日銀はついに金融緩和の成果を目にすることができた」と論じた。
一方で記事は、「それでも日本経済の回復はあまりに遅い」と主張し、日銀が設定したインフレ目標も達成できていないと指摘。「日銀は原油価格の下落が目標を達成できなかった理由として挙げている」としつつも、原油価格が大幅に上昇することが見込めない今となっては、日銀がインフレ目標を達成するためには経済を回復させ、消費を刺激することで物価高につなげるしかないと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)
中国メディアの経済日報は1日、日銀がこのほど開いた金融政策決定会合で景気判断を「緩やかな回復を続けている」としたことについて、「日銀はついに金融緩和の成果を目にすることができた」と論じた。(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)
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2015-06-01 11:00