日経平均は6円高と12日続伸、引けにかけてプラス転換

 1日の日経平均株価は前週末比6円72銭高の2万569円87銭と12日続伸して取引を終えた。欧米株安を嫌気した売りが先行し、日経平均は午前10時すぎに下げ幅を152円に拡大した。ただ、ドル・円が1ドル=124円台前半で底堅く推移したことが支えになって下げ幅を縮小。午後2時すぎには上げに転じた。終盤は前週末終値を挟んでもみ合いとなったが、プラス圏で取引を終えた。  個別では、国内証券による投資判断の引き上げが観測されたパソナグループ <2168> が急伸。15年4月中間期は2ケタ増益のエイチ・アイ・エス <9603> も買いが優勢となった。中期経営計画が好感されたメタウォーター <9551> も高い。1対3の株式分割を発表したクックパッド <2193> も堅調。中国化粧品会社との資本提携を発表した総医研ホールディングス <2385> は一時ストップ高を演じた。  半面、15年10月期の通期業績予想を下方修正した巴工業 <6309> は軟調。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたテレビ東京ホールディングス <9413> も下落した。元取締役による不正行為があったことを明らかにしたケイブ <3760> もさえない。15年6月期業績予想を下方修正したユビテック <6662> も安い。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前週末比6円72銭高の2万569円87銭と12日続伸して取引を終えた。
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2015-06-01 15:00