日経平均は26円安と13日ぶり反落、後場から利益確定売り優勢に

 2日の日経平均株価は前日比26円68銭安の2万543円19銭と13日ぶりに反落して取引を終えた。  前場は買いが優勢となり、日経平均は2万600円台前半まで上昇したが、ドル・円の伸び悩みが重しになってマイナス圏へ沈んだ。後場からは先物への断続的な売りが観測され、下げ幅を一時100円近くまで拡大。その後は下げ渋ったものの、連日高に対する警戒感から買いは続かなかった。  個別では、外資系証券による投資判断の引き下げが観測されたブリヂストン <5108> や太陽誘電 <6976> が下落した。親会社から普通株を対価とする取得請求権の行使予定通知を受領したTASAKI <7968> も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> のメガバンク3行も軟調。  半面、15年4月期業績予想を上方修正したgumi <3903> はストップ高。韓国でMERS感染拡大が伝えられ、ダイワボウホールディングス <3107> や日本エアーテック <6291> などが急伸。年金情報の流出問題を受けて、デジタルアーツ <2326> などネットセキュリティ関連銘柄も堅調。(編集担当:宮川子平)
2日の日経平均株価は前日比26円68銭安の2万543円19銭と13日ぶりに反落して取引を終えた。
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2015-06-02 15:00