[ベトナム株]ユーラシア経済連合とFTA署名、貿易促進に期待

  グエン・タン・ズン首相は5月29日、カザフスタンを訪問し、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、アルメニアの5か国の各国首相と共に、ベトナムとユーラシア経済連合(EEU)間の自由貿易協定(EEUV-FTA)に署名した。ユーラシア経済連合が1か国と自由貿易協定を結ぶのは今回が初めて。   ユーラシア経済連合は、加盟5か国の国内総生産(GDP)が2兆5000億USD(約310兆円)、人口が1億8000万人の経済連合で、双方は2013年3月に交渉を開始し、2年の交渉期間を経て締結に漕ぎ着けた。各国国会の批准手続きを終えた後、発効する見通しだ。   これにより、ベトナムとユーラシア経済連合はそれぞれの国内市場の9割を開放する。具体的に、ベトナムは牛乳や乳製品などの畜産物、穀物製品などの農産物、機械設備、車両などに対する輸入関税率を段階的に引き下げる。一方、ユーラシア経済連合は、水産物、農産物、縫製品、皮革・履物製品、木材製品などの関税を引き下げる。   関税の引き下げにより、双方の貿易額は2014年の40億USD(約4960億円)から2020年には2.5~3倍の100億~120億USD(約1兆2400億~1兆4880億円)に増加する見込みとなっている。(情報提供:VERAC)
グエン・タン・ズン首相は5月29日、カザフスタンを訪問し、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、アルメニアの5か国の各国首相と共に、ベトナムとユーラシア経済連合(EEU)間の自由貿易協定(EEUV-FTA)に署名した。ユーラシア経済連合が1か国と自由貿易協定を結ぶのは今回が初めて。
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2015-06-02 17:45