【本日注目の通貨ペア】豪ドル/米ドル:「後ろ向き」な豪ドル買いで反発

 豪中銀(RBA)は本日の理事会後に政策金利の据え置き(2.00%)を発表。声明で「金融政策は緩和的であるべき」と表明したものの、市場は豪ドル買いで反応した。追加利下げに対する直接的な言及がなかったためと思われるが、そうしたやや「後ろ向き」な豪ドル買いは長続きしないと考えるべきだろう。ましてや、米国の利上げが意識される中では豪ドル/米ドルの買いに勝機を見出すのは難しい。  豪ドル/米ドル相場は5月中旬以降、右肩下がりの下落が続いただけに足元では買戻しが優勢となっているが、早晩節目の0.75ドルに向けた下落が再開すると見込んでいる。明日の豪1-3月期国内総生産(GDP)などはそのきっかけとなり得るため注目しておきたい。  1-3月は豪貿易収支が赤字続きであった事や民間設備投資が4.4%も減少した事などから、GDP下ブレの可能性は小さくなさそうだ。なお、市場予想は前期比が+0.6%、前年比で+2.0%となっている。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪中銀(RBA)は本日の理事会後に政策金利の据え置き(2.00%)を発表。声明で「金融政策は緩和的であるべき」と表明したものの、市場は豪ドル買いで反応した。追加利下げに対する直接的な言及がなかったためと思われるが、そうしたやや「後ろ向き」な豪ドル買いは長続きしないと考えるべきだろう。
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2015-06-02 18:00