ANAP調整トレンドにピリオドを打ち出直りへ
ANAP <3189> (JQS)は下げ止まりの機運が強まり、調整トレンドにピリオドが打たれそうだ。昨年11月19日の上場では公募価格1000円に対し、初値は5100円という凄まじいスタートを切ったため、その反動から調整が長引いているが、整理一巡の趣が強まり、局面転換が近付きつつある。
同社は10代半ば~20代までのリーズナブルにおしゃれを楽しみたい女性向けファッションブランド「ANAP」を中心にコンセプトの異なる数多くの独自ブランドを展開している。多品種小ロットの商品展開を行っているため、1つの商品の好不調に影響されにくいうえ、商品の入れ替わりが早く常に新鮮な品揃えとなっていることが特徴。
今2014年8月期の第1四半期の業績は売上げ20億200万円(前年同期は未公表)、営業損失6300万円(同)となり、通期の見通し、売上げ94億8800万円(前期比10.5%増)、営業利益4億600万円(同1.2%増)は据え置かれた。
業績面での注目点は、売上げが伸びている点。新ブランドとしてジュニア層向けの「ANAP SCHOOL」、「ANAP BOY」として新たなジュニアブランドを展開。。また、インターネット販売事業は積極的な商品供給や新ブランドの展開開始の効果に加え、他社サイトである「ZOZOTOWN」へ出店したことも貢献し売上げを伸ばしている。利益面では伸びが抑えられているが、これは物流改革に向けた二重経費の発生により販管費が膨らんでいるためで、一時的な要因と捉えられそう。
同社は特定年齢層のイメージを植え付けず、幅広い顧客ニーズを満たして行く方針。今回の「ANAP SCHOOL」、「ANAP BOY」として新たなジュニアブランドを展開したが、今後はさらなる飛躍を目指し、ブランドの品ぞろえを強化する方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ANAP<3189>(JQS)は下げ止まりの機運が強まり、調整トレンドにピリオドが打たれそうだ。昨年11月19日の上場では公募価格1000円に対し・・・。
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2014-02-06 12:00