日経平均は66円高でスタート、欧米株高の流れを受けて買い先行
4日の日経平均株価は前日比66円43銭高の2万539円94銭で取引を開始。欧米株高の流れを引き継ぎ、買い先行の展開となっている。また、依然として中長期的な先高観は根強く、続落の後とあって押し買いが入りやすい。ただ、続落した2日間の下げ幅は95円にとどまることから、調整十分という認識も広がりにくい印象。朝方の買い一巡後、節目の2万500円を超えてどこまで上値を伸ばせるかが注目される。
個別では、韓国の大手ネット通販会社に10億ドルを出資するソフトバンク <9984> が上昇しているほか、東証1部への市場変更が伝わったガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> も買い先行。感染症防止の関連銘柄として関心が集まっているアゼアス <3161> 、日本バイリーン <3514> 、日本エアーテック <6291> にも買いが殺到している。
半面、2000億円規模の公募増資を行うと報じられた楽天 <4755> や、第1四半期は純利益5.2億円で2ケタ減益となった三井ハイテック <6966> が売り先行。大手証券が投資判断を引き下げたSCREENホールディングス <7735> 、ニコン <7731> 、住友不動産 <8830> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> なども安い。(編集担当:松浦直角)
4日の日経平均株価は前日比66円43銭高の2万539円94銭で取引を開始。
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2015-06-04 08:45