楽天が急落、公募増資による1880億円調達で希薄化を懸念

 楽天 <4755> が急落。午前9時44分に142円安(6.83%安)の1938.5円まで売られている。4日の日本経済新聞朝刊で公募増資による資金調達が報じられ、朝方から株式価値の希薄化を懸念した売りが優勢となった。  その後、楽天は4日午前9時25分に国内一般募集と海外募集による増資を発表した。新たに9960万6500株を発行し、発行済み株式総数は最大で7.49%増加する見通し。払込金額は6月23―26日の間に決定する。  約1880億円となる調達資金は、約1697億円を償還資金や借入の返済資金、残りを設備投資資金に充当する。同社は借入や社債を活用してきた財務体制を見直し、長期的な安定資金を確保することでM&Aなどの財務戦略の柔軟性を高める。(編集担当:松浦直角)
楽天が急落。
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2015-06-04 09:30