日経平均は25円安で取引を終える、為替にらみ神経質
6日の日経平均株価は前日比25円26銭安の1万4155円12銭と小反落して取引を終えた。為替動向をにらみながら神経質な展開が続き、方向感は掴みづらかった。
ドル・円が101円台半ばで落ち着いたことから買いが先行。日経平均は朝方に上げ幅を120円超に拡大した。ただ、円が下げ渋ると日経平均も失速し、マイナスに転じた。ドル・円の持ち直しを背景に、いったんプラス圏へ浮上したものの、米1月雇用統計の発表を明晩に控えて積極性は乏しく、終盤は先物に断続的な売りが観測されて弱含んだ。
個別では、14年8月期業績予想を下方修正したジェイアイエヌ <3046> はストップ安を付け、値下がり率トップ。14年12月期で最終4割減益を見込んだコカ・コーラウエスト <2579> も安い。14年3月期業績予想を下方修正したSANKYO <6417> も急落。ヤマハ <7951> は業績予想の据え置きで利益確定売りが優勢となった。大幸薬品 <4574> は業績予想を上方修正し、朝方は急伸したものの、すぐに売り圧力が強まった。
半面、4期ぶりの復配を発表したマツダ <7261> が堅調。14年3月期第3四半期で営業益5割増のミズノ <8022> も上昇し、業績予想の上方修正などを発表したぐるなび <2440> も急伸した。リプロセル <4978> は一時ストップ高。6日に「STAP幹細胞」についての見解を示したことが好感されたようだ。韓国ゲーム大手との提携が伝わったKLab <3656> はストップ高配分された。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比25円26銭安の1万4155円12銭と小反落して取引を終えた。
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2014-02-06 15:00