【今日のドル円】ブレイクのカギは米雇用統計、下値余地は限定か

 今週のドル/円は、125円台にワンタッチしたものの124円台後半での上値の重さが目立つ一方、連日123円台後半で下げ止まるという底堅さも併せ持つ展開となっている。本日発表される米5月雇用統計(21:30)がレンジブレイクのカギを握っている事は言うまでもないだろう。  事前予想(失業率5.4%、非農業部門雇用者数22.5万人増)より良好な結果となれば9月利上げの思惑を絡めつつ125円台乗せの可能性が高まる一方、予想に届かなければポジション調整的なドル売りを誘う事になり123円台後半のサポートを割り込む可能性がある。  もっとも、米5月雇用統計が多少弱めの結果であっても、FRBによる年内利上げ開始の方針は揺らがないと見られ、労働参加率や平均時給に悪化がなければ、ドル高基調も当面崩れる事はないだろう。雇用統計発表直後の瞬間的な動きは別として、ドルの下値余地はそれほど大きくないと考えている。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今週のドル/円は、125円台にワンタッチしたものの124円台後半での上値の重さが目立つ一方、連日123円台後半で下げ止まるという底堅さも併せ持つ展開となっている。本日発表される米5月雇用統計(21:30)がレンジブレイクのカギを握っている事は言うまでもないだろう。
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2015-06-05 09:15