高速鉄道で日独と競うには・・・「ブランドイメージ」が必要!=中国メディア

中国メディア・和訊網は2日、日本やドイツといった製造業大国と世界の高速鉄道建設で競争を繰り広げる中国高速鉄道業界について、競争で優位に立つには「ブランドイメージの向上」が必要であるとする評論記事を掲載した。
記事は、ドイツが中国の高速鉄道導入に興味を示す、あるいは日中両国による高速鉄道の売り込み合戦といったニュースが大量に流れる状況について、ドイツや日本は戦後の世界に名だたる製造大国であり、興奮を覚えるとした。
また、中国が近年高速鉄道における技術革新を実現し、世界一流の技術体系を獲得するとともに、李克強首相などが「営業マン」となって大々的に国際市場に向けて売り込みをかけていると紹介した。その一方で、日本やドイツといった製造大国との競争で生じうるリスクを鑑み、中国の高速鉄道業界は「重点的にブランドイメージを打ち立て、ブランドの価値を高めなければならない」と論じた。
記事は、中国高速鉄道のブランドイメージ作りにおけるポイントとして、「安くて良い品」というイメージを脱却して、ハイエンドかつ先進的ブランドイメージを打ち立てること、海外の重点地域にモデル路線を建設し、実体験を通じて中国高速鉄道に対するイメージを高めること、「一帯一路」戦略の重要な一部として「異なる文明間の対話、国際的な文化交流の促進」という役割を担わせること、そして、自ら進んで社会的責任を負い、世界的な企業市民となることの4点を挙げて説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)lehui/123RF.COM)
中国メディア・和訊網は2日、日本やドイツといった製造業大国と世界の高速鉄道建設で競争を繰り広げる中国高速鉄道業界について、競争で優位に立つには「ブランドイメージの向上」が必要であるとする評論記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)lehui/123RF.COM)
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2015-06-05 15:15