新規上場のアズマハウスは公開価格を160円上回り1760円で初値
アズマハウス <3293> (JQS)が、きょう17日にジャスダック市場(スタンダード)に新規株式公開(IPO)された。公開価格は1600円、公開株式数は129万3700株となっている。寄り付きの買い気配から9時16分に公開価格を160円、10%上回る1760円で初値をつけ、その後は1875円まで買い進まれている。
■和歌山県を地盤に一次取得者向けに住宅分譲事業を展開
業態的には、和歌山県を地盤とする不動産会社とオールドエコノミーに属し、資金吸収額も約21億円とやや大きいが、公開価格のPERが5倍台と割安で、今3月期配当を上場記念配当も含めて70円として実施予定で、配当利回りが4.7%と市場平均を大きく上回ることが評価され、穏当な初値形成につながった。この公開価格を上回る初値形成(勝ち)で、IPO株の初値形成の連勝記録は、昨年12月20日以来、49連勝と伸びたことになる。
同社は、分譲土地の販売や分譲住宅の施工販売を主力に不動産賃貸事業やホテル事業も展開する不動産会社で、建物の施工は、自社の施工管理業務の基で、自社施工と外注によって行い、販売は、和歌山市に展開する5店舗、堺市の1店舗の合計6支店を拠点にして行っている。分譲住宅は、「Villetta(ヴィッレッタ)」、「Basic(ベーシック)」をブランド名とするローコストとデザイナーズ住宅を特色とする規格住宅が中心で、本体価格を600万円に設定し、「Villetta」では、これに太陽光発電とオール電化、屋上庭園とオール電化を付加した880万円の住宅も展開、いずれも住宅の一次取得者をメーンターゲットにしている。
■今期配当を70円と予想し配当利回りは4.7%と高利回り
今3月期業績は、売り上げ115億円(前期比14%増)、経常利益15億300万円(同23%増)、純利益9億2900万円(同22%増)、1株利益274.9円と予想し、配当も、上場記念配当20円を上乗せして70円を予定、公開価格の配当利回りは4.7%となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アズマハウス <3293> (JQS)が、きょう17日にジャスダック市場(スタンダード)に新規株式公開(IPO)された。
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2013-12-17 10:30