高速鉄道技術は「世界トップレベル」・・・輸出強化には「ブランド力」高めよ!=中国メディア

 中国メディアの中華鉄道網は4日、中国はこれまで長年にわたって高速鉄道の技術を高めてきたとし、「一切の誇張なしに、中国高速鉄道の技術はすでに世界トップレベルにある」と主張した。  続けて記事は、中国高速鉄道は他国の高速鉄道に比べて建設コストが安く、「費用対効果が高いという強みもある」と主張する一方、「それなのになぜ、中国高速鉄道の輸出は遅々として進まないのだろうか?」と疑問を呈した。  続けて、中国高速鉄道の他国への導入が進まない理由について、「ブランドがまだ構築できていないこと」、「知的財産権や管理、運用といったソフト部分の提供が不足していること」、「鉄道は導入先の地政学に影響を及ぼす存在であること」などが挙げられると指摘。  また記事は、消費者が著名なブランドの製品を購入するのは「単に質が良いからだけではなく、そのブランドの名前に価値を見出しているから」と主張し、中国高速鉄道も輸出を行ううえでは「ブランドのイメージを向上させ、ブランド価値を高める必要がある」と主張。  さらに、消費者は製品の質だけでなく、アフターサービスなども気にするものだとし、「高速鉄道であれば尚更、サービスの質が求められる」と主張し、中国高速鉄道の輸出を推進するためにはハードだけを売り込むのではなく、相手国の「懸念」を解消する仕組み作りが重要だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)raywoo/123RF.COM)
中国メディアの中華鉄道網は4日、中国はこれまで長年にわたって高速鉄道の技術を高めてきたと主張しつつ、「一切の誇張なしに、中国高速鉄道の技術はすでに世界トップレベルにある」と主張した。(イメージ写真提供:(C)raywoo/123RF.COM)
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2015-06-06 11:00