韓国の輸出依存度・・・「正常値回復」には時間を要す=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は5日、2015年第1四半期における韓国の国内総生産(GDP)に占める輸出の割合が5年ぶりの低水準にとどまったと伝え、「今後の経済環境から判断しても、韓国の輸出が短期間で“正常値”に戻ることは考えにくい」と報じた。
記事は、韓国の中央銀行である韓国銀行が5日に発表したデータとして、15年第1四半期の韓国のGDPに占める輸出の割合が5.5ポイント減の47%にとどまったと紹介し、「同数値は金融危機の影響下にあった2010年第1四半期以来の低水準となった」と報じた。
さらに、韓国のGDPに占める輸出の割合は08年第4四半期には56%に達したとしつつも、翌年は金融危機の影響によって一時は40%にまで激減したと指摘。
また、12年第2四半期には50.5%まで回復し、その後は55-57%ほどで安定していたとし、「15年第1四半期に再び低水準に落ち込んだことは、15年における韓国の輸出は極めて厳しい状況にあることを示している」と論じた。
続けて記事は、韓国の現代経済研究院の関係者の話を引用し、「今後の経済環境から判断しても、韓国の輸出が短期間で“正常値”に戻ることは考えにくい」と伝え、輸出企業は中国の内需市場を取り込むことを突破口とし、中国への輸出を増やすことを考えるべきだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Stephen Finn/123RF.COM)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は5日、2015年第1四半期における韓国の国内総生産(GDP)に占める輸出の割合が5年ぶりの低水準にとどまったと伝え、「今後の経済環境から判断しても、韓国の輸出が短期間で“正常値”に戻ることは考えにくい」と報じた。(イメージ写真提供:(C) Stephen Finn/123RF.COM)
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2015-06-07 13:00