日経平均は76円高スタート、円安進行や1-3月期GDP改定値の上ブレで

 8日の日経平均株価は前週末比76円95銭高の2万537円85銭で寄り付いた。ドル・円が1ドル=125円台半ばまで上昇したことが好感されて買いが優勢となった。1-3月期GDP(国内総生産)改定値が前期比年率3.9%増(速報は2.4%増、事前予想は2.7%増)と予想以上に上方修正されたことも支援材料。  個別では、16年1月期第1四半期で営業益26.7%増のポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> が高い。株式分割を発表したブロンコビリー <3091> や5月度の既存店売上高が23%増となったジェイアイエヌ <3046> なども物色された。  安倍首相が16年の主要国首脳会議(サミット)を三重県志摩市の賢島で開催すると発表したことを受けて、三重交通グループホールディングス <3232> 、近鉄グループホールディングス <9041> 、三重銀行 <8374> なども買いを集めている。  半面、株式売り出しを発表した東京製綱 <5981> は売りが先行した。15年4月期利益予想を下方修正したHamee <3134> が下落し、15年12月期業績予想を下方修正したUMNファーマ <4585> は売り気配スタート。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前週末比76円95銭高の2万537円85銭で寄り付いた。
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2015-06-08 09:15