村にやってきた「噂の自動販売機」にシワシワ紙幣を入れてみた!

前回の記事で、我が田舎町に自動販売機がやってきたニュースをお伝えしましたが、編集部から「実際に買ってみろ!」とのミッションが発令されましたので、今回はその使用レポートをお届けしたいと思います。
■まずは使用状況から
初めて見かけた時は「おお! ついにこんなところにも来たか……」と感慨深いものがありましたが、実際には使っているところはなかなか見かけません。
近所のバス停にも一台設置されているのですが、皆さん無関心な様子です。前回ご紹介した学校の近くの販売機にはさすがに好奇心旺盛な子供たちがたかっていますが、さすがに大人は冷静ですね(笑)。
■今回使用した一台
なぜかカフェの入り口の奥の方に設置されています。行ってみましょう。
最近はこんな田舎にもおしゃれなカフェが増えてきました。徐々に生活が豊かになってきているようです。
ちなみにカフェは2階にあるのですが、ロビー部分には販売機のほかにテーブルやいすも設置してあり、最初はセルフ式のカフェなのかと思いました(笑)。
今回準備したのは3種類の紙幣。
割合綺麗な1元札
紙幣自体薄くなってしまった汚い1元札
折れしわがある1元札
この3枚でいきます。
コインはあまり流通していませんのでどうしても紙幣を使うことになるのですが、中国の紙幣はとにかくボロボロのものが多いです。画像ではわかりにくいかと思いますが紙自体が薄くなってしまっているものもあります。
そして結果は……
……見事に使えました!
買ったのは「可口口楽」、つまり「コカコーラ」です。
中国語の発音では「カァコウカァラァ」となり、意味は「お口に合い、楽しませてくれる」みたいな意味合いです。巧く訳してありますよね。
紙幣は結構汚く、折れ曲がったものでも見事に認識してくれました。日本の販売機よりよく認識してくれる印象です。まず一番汚いものを試し、認識してくれたので他の2枚も入れました。すべて認識してくれて、買い物ができました。
ただ、後日、別な日に角が少し曲がっている紙幣で試してみたのですが、吐き出されてしまいました。やはりカギは汚いかどうかより折れ曲がっていないかどうかのようです。
ちなみにストローを差して飲むのが地元流。衛生観念がしっかりしているのか、衛生がしっかりしていないからなのか、とにかくなぜか缶飲料を飲むときは皆ストローです。
無事ミッションを果たし、カフェを出ると近くにはコンビニが。
……ちなみに店名はセブン-イレブンならぬ「7Days」(笑)。中国ならではの店名です。
とにもかくにも、自販機にカフェ、コンビニ……。現代化の波は中国の片田舎にも確実に押し寄せています。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)
前回の記事で、我が田舎町に自動販売機がやってきたニュースをお伝えしましたが、編集部から「実際に買ってみろ!」とミッションを発令されましたので、今回はその使用レポートをお届けしたいと思います
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2015-06-08 10:30