テレ東ＨＤが通期業績予想を上方修正、期末に特別配当を実施

　テレビ東京ホールディングス <9413> が６日引け後、今３月期の業績予想と配当予想を修正した。 　今３月期の業績予想は、売上高を従来予想の１１９３億円から１２０５億円（前期比４．４％増）に上積み、営業利益は３９億円から４５億円（前期の２．６倍）、純利益は２１億円から２６億円（前期は３億４１００万円の赤字）に増額している。 　第３四半期決算は、主力の地上波放送事業でタイム・スポット広告収入が前年同期比１．８％増となり、スポット収入では一部業種の出稿増と販促企画によるシェアアップに成功。これらが貢献し、売上高は前年同期比５．８％増の８９７億９１００万円、営業利益は同２．６倍の５０億４１００万円、純利益は同８７．９％増の２７億６５００万円で着地した。営業利益や純利益は業績修正後の通期計画を超過している。 　また、今期の配当予想は、今年４月１２日にテレビ東京が開局５０周年を迎えることから普通配当１２．５円に記念配当１０円を加え、２２．５円とした。年間では３５円（前期は２５円）となる。 　テレ東ＨＤの６日の終値は、３２円高の１６３１円。　（編集担当：片岡利文）