日プラスト、「自転車」用エアバッグ事業へ新規参入

 日本プラスト <7291> は8日、自転車用エアバッグ事業への新規参入を発表した。同社は自動車用エアバッグを製造・販売しているが、自転車用エアバッグ事業を展開するスウェーデンのホヴディング社とパートナーシップ関係を結び、現在販売中の製品の製造および次世代モデルの共同開発を行う。  ホヴディング社の自転車用エアバッグは自転車に取り付けるものではなく、乗員が装着するスカーフ状のウェアラブルなもので、運転者が転倒すると通常の自転車用ヘルメットに対して3倍以上の衝撃吸収性能を持つエアバッグが展開し、頭部を保護してくれる。  日プラストは、地球環境や健康増進が注目されるなかで自転車分野が今後も発展を期待できると判断。また、エアバッグのポータビリティ化、ウェアラブル化という先進性、応用可能性への足掛かりになるとした。  生産開始は来年(16年)春を予定したが、立ち上げ期でもあるとして当面の業績に与える影響は限定的なものとみている。  8日終値は5円安の967円。(編集担当:宮川子平)
日本プラスト(7291)は8日、自転車用エアバッグ事業への新規参入を発表した。
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2015-06-08 21:00