日経平均は164円安で寄り付く、欧米株安や円安一服で利益確定売り優勢に

 9日の日経平均株価は前日比164円14銭安の2万293円05銭で寄り付いた。取引時間中で2万300円割れは5月22日以来。ギリシャ債務問題や米利上げへの警戒感を背景にした欧米株の下落に加え、ドル・円が1ドル=124円台半ばと上昇が一服したため、東京市場でも利益確定売りが優勢となった。  円安一服を受け、富士重工業 <7270> 、ブリヂストン <5108> 、アドバンテスト <6857> などが下落している。個別では、伊勢志摩サミット関連として前日にストップ高配分された三重交通グループホールディングス <3232> が利益確定売りに押された。15年4月中間期で営業益28%減の学情 <2301> も軟調。  半面、自己株式取得を発表した新日本空調 <1952> はしっかり。株式分割を発表したリミックスポイント <3825> やメディカル・データ・ビジョン(MDV) <3902> 、「東京ガールズコレクション」の商標権取得を発表したディー・エル・イー <3686> なども買いを集めた。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比164円14銭安の2万293円05銭で寄り付いた。
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2015-06-09 09:15