米車も独車も苦戦、日系車は堅調・・・冷え込む中国自動車市場

中国メディアの北京晨報は9日、中国自動車市場において各メーカーの5月における販売台数が軒並み減少し、中国自動車市場が冷え込みを見せるなか、日系メーカーの堅調さが目立つと論じた。
記事は、上海GMの5月の販売台数が前年比7.6%減となり、一汽フォルクスワーゲン(VW)に至っては同14.5%減となったことを紹介し、中国でこれまで好調だったメーカーも「市場の低迷そのものには勝つことができなかった」と論じた。
続けて、一汽VWはゴルフの販売台数が前年比1.9%増とわずかに増えた以外は、ジェッタなど複数の車種でいずれも10-40%の減少だったと伝える一方、「それでも一汽VWの車は各車種別の市場でトップ」と伝えた。
また、上海GMは「大幅な値下げを行ったにもかかわらず、販売台数の減少を食い止められなかった」と伝える一方、上海GM側が「旧車種と新車種の入れ替えなどの影響」との見解を示していることを紹介。事実、上海GMの15年1-5月の販売台数は前年比5.1%増と堅調であると論じた。
続けて、韓国の現代自動車の5月における販売台数は前月比11%減だったと伝え、「中国自動車市場における主流メーカーから“流出”したシェアは一体どのメーカーに流れたのだろうか」と疑問を投げかけつつ、各メーカーが発表した情報から「一部の日系メーカーが奪っている」と伝えた。
さらに記事は、トヨタやホンダ、マツダ、日産の4社は5月の中国自動車市場でいずれも前年比ベースで販売台数を伸ばしたと伝え、日産は前年比0.1%増にとどまったものの、マツダは同40%増だったと紹介。15年1-5月の累計販売台数においても、トヨタ、ホンダ、マツダ、日産の4社は前年比を上回っていると伝え、中国自動車市場が冷え込みを見せるなか、日系メーカーの堅調ぶりが目立つと論じた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの北京晨報は9日、中国自動車市場において各メーカーの5月における販売台数が軒並み減少し、中国自動車市場が冷え込みを見せるなか、日系メーカーの堅調さが目立つと論じた。
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2015-06-09 13:15