世界の高速鉄道市場・・・「リーダーになるのは中国だ」=中国メディア

中国メディアの長江網は8日、中国と日本が世界の高速鉄道市場で受注競争を展開していることについて、「中国高速鉄道は最終的に新幹線を打ち負かし、世界の高速鉄道市場のリーダーになる」と主張した。
記事はまず、新幹線について「1960年代に誕生し、これまで数々の改善が行われてきたその技術は非常に先進的だ」と評価したうえで、歴史ある高速鉄道であるため運用や管理の経験も豊富にあると伝えた。
一方の中国高速鉄道については、「世界一流の技術」であると主張したうえで、すでに標高の高い地域や砂漠などで運用することに成功したとし、「中国高速鉄道がさまざまな気候や地理的状況のもとでも運行できることを証明するものだ」と胸を張った。
さらに、新幹線がどれだけ頑張っても中国高速鉄道に敵わない点として「建設コストの安さ」を挙げたうえで、時速350キロの高速鉄道路線は1キロメートルあたり1億2900万元(約26億3400万円)、時速250キロであれば1キロメートルあたり8700万元(約17億7624万円)で建設できると主張。
また、ほかの高速鉄道は1キロあたり3億元(約61億2500万円)はかかると主張する一方、タイが新幹線を導入する可能性が高まった路線の建設コストは「1キロメートルあたり7500万元(15億3124万円)だ」と主張し、「低金利で借款を提供する日本は、損をしてまで中国高速鉄道の輸出事業をかき乱そうとしている」、「経済が低迷する日本にとって、今回のようなやり方は長続きしない」などと主張した。
続けて記事は、日本と新幹線の競争の舞台はタイだけでなく、マレーシアやシンガポール、インド、インドネシアなど多岐にわたると主張し、「新幹線との争いは長期的に続くことになる」と指摘。中国高速鉄道は品質の高さやメンテナンス費用の安さといった強みがあると主張し、「中国高速鉄道は最終的に新幹線を打ち負かし、世界の高速鉄道市場のリーダーになるはずだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Jongjet Klieanthong/123RF.COM)
中国メディアの長江網は8日、中国と日本が世界の高速鉄道市場で受注競争を展開していることについて、「中国高速鉄道は最終的に新幹線を打ち負かし、世界の高速鉄道市場のリーダーになる」と主張した。(イメージ写真提供:(C) Jongjet Klieanthong/123RF.COM)
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2015-06-09 14:45