日経平均は360円安で取引終了、先物主導で下げ足速め3週間ぶり安値

 9日の日経平均株価は前日比360円89銭安の2万96円30銭と3日続落し、終値としては5月19日以来約3週間ぶりに2万100円を割り込んだ。  欧米株安や円安一服を背景に利益確定売りが先行。日銀のETF(上場投資信託)買い期待で下げ止まったものの戻りは限定的だった。後場もこう着感を強めたが、午後2時すぎから先物への断続的な売りに押されて下げ幅を拡大。引けにかけて下値を探り、ほぼ安値で引けた。  個別では、15年4月中間期で2ケタ営業減益の学情 <2301> が急落。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたテレビ朝日ホールディングス <9409> も軟調。「伊勢志摩サミット」関連として前日に急伸した三重交通グループホールディングス <3232> は利益確定売りに押された。東証が信用取引売買で規制措置を実施すると発表したsMedio <3913> も安い。  半面、外資系証券による投資判断の引き上げが観測されたJR西日本 <9021> は底堅く推移した。「東京ガールズコレクション」の商標権取得を発表したディー・エル・イー <3686> はストップ高。新作アプリの事前登録者数の伸びが好感されたモブキャスト <3664> も堅調。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比360円89銭安の2万96円30銭と3日続落し、終値としては5月19日以来約3週間ぶりに2万100円を割り込んだ。
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2015-06-09 15:00