日経平均は朝高後に軟化、前日大幅安の反動で買い先行も上値限定的

 10日の日経平均株価は前日比30円06銭高の2万126円36銭で寄り付いたが、その後はマイナス圏へ沈んだ。前日大幅安の反動もあって買いが優勢となったが、前日の欧米株がさえなかったほか、ドル・円も124円台前半で伸び悩んでいることから日経平均の上値は限定された。  個別では、16年3月期業績予想を上方修正した米久 <2290> 、三井住友銀行との資本提携を発表したGMOペイメントゲートウェイ <3769> 、16年1月期の利益予想を上方修正したシーイーシー <9692> などが買いを集めている。東証1部または2部への市場変更申請を発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> もしっかり。  半面、16年1月期第1四半期は営業益9割減のミサワ <3169> に売りが殺到した。第1四半期で最終赤字のイーブックイニシアティブジャパン <3658> も軟調。円貨建て転換社債型新株予約権付社債の発行を発表したTOKAIホールディングス <3167> も売られている。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比30円06銭高の2万126円36銭で寄り付いたが、その後はマイナス圏へ沈んだ。
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2015-06-10 09:15