【本日注目の通貨ペア】NZドル/円:RBNZの決定と声明

 日本時間11日午前6時、RBNZ(NZ中銀)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを発表する。通信社の集計した市場予想によると、据え置き予想が大勢を占めている。しかし、0.25%の利下げと読む市場関係者もかなり目立っている。  1-3月期国内総生産(GDP)が前年比+0.1%と、RBNZの目標の下限(1%)を下回り続けている上、乳製品価格の電子入札GDTの物価指数は3月半ばから前月比マイナスで続いており、利下げを期待する向きは増えている。ここまで市場の見方が割れると、RBNZが政策金利据え置きを発表しようが、利下げを決定しようが、市場は大きく反応すると考えられる。  利下げを決定した場合、初動はNZドル安で反応すると考えられる。ただし、一旦利下げを決定すれば当面は据え置くのがセオリーとなっているため、いったんNZドルが下落した後、材料消化感から急激に買い戻されることもあることから、注意が必要だ。  また、据え置きとなった場合は一旦はNZドル買いで反応すると見られるものの、よほど中銀総裁がはっきりと利下げの可能性を否定しない限り、次回理事会での利下げ期待が消えないだろう。つまり、すぐに頭を抑えられる可能性がある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
日本時間11日午前6時、RBNZ(NZ中銀)は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを発表する。通信社の集計した市場予想によると、据え置き予想が大勢を占めている。しかし、0.25%の利下げと読む市場関係者もかなり目立っている。
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2015-06-10 18:15