日経平均は137円高でスタート、米株高を受けて買い優勢の展開

 11日の日経平均株価は前日比137円25銭高の2万183円61銭と反発でスタート。米国株式市場の大幅上昇を受けて買い優勢の展開となっている。ただ、前日は黒田総裁の円安をけん制する発言を受けて急落していることから、引き続きドル・円の動向に神経質な展開が予想される。きょう午後2時30分には中国の5月小売売上高と鉱工業生産の発表を控えている。  個別では、米HCCインシュアランスの買収を発表した東京海上ホールディングス <8766> や、1対2の株式分割と期末増配予想を発表したドンキホーテホールディングス <7532> が買い先行。福島県で災害用ドローンの研究開発が採択された菊池製作所 <3444> や、6月末基準で1対4の株式分割を実施するスノーピーク <7816> も買われている。  半面、大手証券が投資判断と目標株価を引き下げたファナック <6954> や東レ <3402> が下落。中国受注の急速な悪化で15年7月期の業績予想を下方修正した山王 <3441> や、16年4月期は経常利益22%減となる見通しのアゼアス <3161> も売られている。(編集担当:松浦直角)
11日の日経平均株価は前日比137円25銭高の2万183円61銭と反発して取引を開始。
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2015-06-11 08:45