日経平均終値は24円高、主力様子見のなかマザーズ指数は高値更新
12日の日経平均株価は前日比24円11銭高の2万407円08銭で小幅続伸となった。欧米株高を受けて朝方は高く始まったものの、その後、上値の重さが意識されるとマイナス圏に転落。後場に入っても手掛かり材料に乏しく、前日終値の近辺で方向感なく推移した。午後2時以降は徐々に下値を切り上げ、プラス圏に浮上して引けた。なお、主力株の動きが鈍る一方で新興市場には資金が流入し、東証マザーズ指数は連日の年初来高値更新となった。
個別では、日本年金機構を狙ったマルウェアの検知・防御について見解を発表したFFRI <3692> や、米ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門とライセンス契約を結んだカルナバイオサイエンス <4572> が上昇。カナダのNORAC社の買収を発表したトプコン <7732> や、16年4月期は純利益6割増を計画したヤーマン <6630> も買われた。
半面、不動産販売時期の見極めで売上高が計画を下回ったアルデプロ <8925> や、大型石炭火力発電所の建設計画に環境相が異議を唱えたと伝わったJパワー <9513> が下落。外資系証券が投資判断を引き下げた東北電力 <9506> 、中国電力 <9504> 、九州電力 <9508> 、四国電力 <9507> なども売られた。
業種別では、その他製品、精密機器、電気機器が上昇。一方、電気・ガス、パルプ・紙、空運は下落した。(編集担当:松浦直角)
12日の日経平均株価は前日比24円11銭高の2万407円08銭で小幅続伸となった。
japan,economic
2015-06-12 14:15