三井化学は事業再編を好感し一時10.9%高
三井化学 <4183> が急伸。27円高(10.9%高)の274円まで買われている。
6日引け後、事業再構築のための特別損失の計上と、業績予想、配当予想の修正を発表している。今期は最終赤字に転じるものの、リストラの進展が好感されての株価急騰となった。
同社はポリウレタン材料事業において、一部設備の停止と鹿島工場閉鎖を決定、フェノール事業では一部設備を停止。これらの施策により、今第3四半期に事業構造改善費用として206億円を特別損失に計上する。
その結果、今期の業績予想を修正。売上高は1兆5500億円から1兆5700億円(前期比11.6%増)に増額し、営業利益は250億円(前期の5.8倍)を据え置いたものの、最終損益は従来予想の10億円の黒字から230億円の赤字(前期は81億4900万円の赤字)に転じた。
さらに、未定としていた期末配当予想を無配とすることも発表。年間では3円(前期は6円)となる。
同社の第3四半期業績は、売上高が前年同期比10.1%増の1兆1087億5200万円、営業利益は前年同期の6.1倍となる151億2900万円、最終赤字は184億5300万円(前年同期は97億700万円の赤字)で着地した。(編集担当:片岡利文)
三井化学が急伸。27円高(10.9%高)の274円まで買われている。
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2014-02-07 10:30