金持ちケンカせず投資も昔とは変わっている=犬丸正寛の相場格言

  昔から投資の世界でも、ばたばた貧乏といわれ、儲けるには横綱相撲のように金持ちケンカせずで、ゆったり構えた投資がよいとされてきました。時代が変わり今は、ばたばたは貧乏どころか儲けの主流になりつつあります。   一方、金持ちの大口個人投資家は今でも数年単位でゆったりと大きく稼ぐことを狙いとして目先の値動きには一喜一憂しない姿勢のようです。でも、目先の動きを大海のさざ波と見過ごすことができないケースは1990年代後半のバブル相場の大天井で経験済みです。   ゆったり構えていたため売場を逃し20数年経った現在でも高値まで戻っていない銘柄は日経平均だけでなく数多くあります。短期売買は身軽にその日に勝負しますが、戦艦のように動きのゆっくりした大口投資家こそ日々の動きに神経を尖らす時代ではないでしょうか。昔と違って、政治も景気もゆったりではなくなっているからです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
昔から投資の世界でも、ばたばた貧乏といわれ、儲けるには横綱相撲のように金持ちケンカせずで、ゆったり構えた投資がよいとされてきました。
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2015-06-14 15:00