韓国避け「行き先は日本」・・・中国人、夏の旅行トレンド

 中国メディアの新聞晨報は14日、中国では夏に国外へ旅行する人が増え、出国のピークを迎えることになると伝え、春節(旧正月)時にも中国人旅行客による爆買いで大きな経済効果を得た日本が夏に再び「最大の受益国になる見通し」と伝えた。  記事は、中国国内の大手旅行会社に対する取材の結果として、6月から8月にかけての日本旅行の予約数が極めて好調であることがわかったと報じ、大手旅行サイト携程網(Ctrip)では6月に個人観光を申し込んだ中国人は1万人を超え、前年比で2倍以上に達したと紹介した。  さらに、同サイトでは7月の予約もすでに前年の6割の水準まで埋まっていると伝え、販売のペースは前年を超えていると紹介。また、ほかの大手旅行会社でも状況は似たようなものであり、夏季に日本を訪れる中国人旅行客は各月ごとに少なくとも1万人は増える見込みだと伝え、「日本は中国人にとって夏の旅行シーズンにおける最大の渡航先となりそうだ」と報じた。  続けて、日本への旅行が人気となっている背景について、旅行会社の見解として、「数次ビザが導入され、5年間にわたって日本への再入国が可能になり、便利になったこと」、「円安が進み、日本での買い物に割安感が出たこと」などを挙げ、旅行代金も手ごろになり、卒業旅行として日本を訪れる学生も増えていると報じた。  一方で記事は、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの拡大が収束しない韓国では旅行産業が極めて深刻な打撃を受けていることを紹介し、「韓国を訪れる予定だった中国人が日本への旅行に切り替えている」と紹介。韓国の旅行産業が打撃を受けた分、日本が利益を得ていると報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新聞晨報は14日、中国では夏に国外へ旅行する人が増え、出国のピークを迎えることになると伝え、春節(旧正月)時にも中国人旅行客による爆買いで大きな経済効果を得た日本が夏に再び「最大の受益国になる見通し」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-06-15 09:30