今週の為替相場見通し(2015年6月15日-)=為替王
先週、ブログ記事で急落リスクがある要注意の通貨としてNZドルを挙げました。1NZドル=88円台だったのが、先週木曜日の利下げ発表(3.50%→3.25%)をきっかけにして、「最大86円割れ」と明言しておりました通り、週末には一時86円を割れるほど急落しました。
そしてもう1つ。先週号で「トレンドが発生しやすい局面が続いています」などと、いま狙い目の通貨であることをご紹介したポンド米ドル。先週9日時点で、上昇トレンドが発生していることが確認でき、ブログでは上昇ターゲットは「1.56近辺」であることを解説しました。これも先週金曜日夜に1.560近くまで到達し、ほぼターゲットに到達する結果となりました。
膠着している豪ドル円ですが、一応、いま下限に接近しています。現状、1豪ドル=94円台後半~95円台前半あたりがサポート帯と位置づけられます。豪ドル円は大きな値動きを狙うと期待はずれに終わるケースが最近多いですので、小さく見るならば、その下限を割り込めば、とりあえず94円近くが浮上します。
米ドル円は、今週、目処になりやすいのは、上方向は124円近辺。先週の急落前に下値サポート帯だったその水準が今度は逆に上値を抑制する働きをする可能性があります。下方向は先週の安値圏である122円台半ば~後半あたり。現状あまり心配する必要もないかなと思いますが、その水準を割り込みますと、一気に120円台の可能性が浮上するシナリオも出てくるかなといった程度です。(執筆者:為替王)
先週、ブログ記事で急落リスクがある要注意の通貨としてNZドルを挙げました。1NZドル=88円台だったのが、先週木曜日の利下げ発表(3.50%→3.25%)をきっかけにして、「最大86円割れ」と明言しておりました通り、週末には一時86円を割れるほど急落しました。
economic
2015-06-15 10:00