日経平均は19円安で取引終了、終盤にかけて戻り試す

 15日の日経平均株価は前週末比19円29銭安の2万387円79銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。200円超安で寄り付いたあとはドル・円の持ち直しを背景に下げ渋った。上海総合指数などアジア株がさえなかったことで後場寄り直後に再び軟化したが、終盤にかけて日経平均は下げ幅を縮小。TOPIXはプラス圏へ浮上した。  個別では、18年3月期までの3年間で特別損失1500億円を計上すると報じられた三菱重工業 <7011> が軟調。16年4月期第1四半期で営業赤字予想のgumi <3903> や、NHNエンターテインメントとの提携解消を発表したエイチーム <3662> 、16年4月期の純利益予想を非開示としたザッパラス <3770> なども下落した。TASAKI <7968> 親会社が保有株の売却意向を表明し、需給悪化が懸念されて売りが優勢となった。  半面、大手証券による投資判断の引き上げが観測されたニチレイ <2871> は急伸した。株式分割を発表したテー・オー・ダブリュー <4767> も堅調。第1四半期で会員数が3割増となったエニグモ <3665> も物色された。MERSコロナウイルスやエボラ出血熱への拡大懸念から日本エアーテック <6291> など感染症対策関連株が高い。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前週末比19円29銭安の2万387円79銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。
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2015-06-15 15:00