エナリスは政策フォローが強力、業績も株価も本格アップへ
エナリス <6079> (東マ)は調整一巡から反転相場への移行が有力になってきた。同社は、「エネルギー流通情報事業」を営んでいる。発電から消費に至るまでの、電力が流通するプロセスで非効率化しているエネルギーの情報を管理・提供することで、これまでエネルギーを自由に取引できなかった需要家が最適な電源選択をすることを可能とし、また効率的なエネルギー利用を実現する様々なサービスを行っている。
事業は「エネルギーマネジメント事業」と「パワーマーケティング事業」の2つ。「エネルギーマネジメント事業」は、電気の小売り供給を行っているPPS向けに電力供給を一つにまとめ電力コストを削減する仕組みの立ち上げを支援するとともに、業務代行を請け負っている。需要家向けには、企業向けのビルの使用電力の監視や機器の遠隔自動制御を可能とするシステムであるBEMSの販売を行うとともに、電力の見える化、遠隔自動制御による節電や省エネサービス、電力代理購入のサービスを行っている。
もう一つの「パワーマーケティング事業」では、太陽光や大型の火力発電所を持つ独立系発電事業者から電力を調達し、PPSや日本卸電力取引所などへ販売している。また、太陽光など再生可能エネルギーの電気設備の企画・設計・施工・建設や、発電事業の実施、その一連のコンサルティングを行う電源開発サービスも行っている。
今後の日本の電力事業はまだ流動的だが、東日本大震災を契機に日本の家庭や企業の省エネルギー意欲は大きく盛り上がっている。政府も、「電力の安定供給を確保すること」「電気料金を最大限抑制すること」「需要家の選択肢や事業者の事業機会を拡大すること」を目的とした「電力システムに関する改革方針」を閣議決定しており、強力な追い風が吹いている。収益は中期的な成長へのスタートを切ったばかり。前12月期より今12月期、さらに来12月期と業績は向上していく見通し。評価が高まるのはこれからだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エナリス<6079>(東マ)は調整一巡から反転相場への移行が有力になってきた。同社は、「エネルギー流通情報事業」を営んでいる。発電から消費に至るまでの・・・。
economic
2014-02-07 12:30