リチウム電池で「瀬戸際」韓国・・・中国追撃、世界的シェア奪う=韓国華字メディア

 中国メディアの環球網はこのほど、韓国メディアの亜洲経済の報道を引用し、中国のリチウム電池産業が急速に発展していると伝え、世界のリチウム電池市場をリードする韓国の地位を脅かしつつあると報じた。  記事は、韓国の産業界からは中国企業の猛烈な発展によって、自動車や情報通信機器、電子機器、鉄鋼といった韓国の主要な輸出産業が脅威にさらされていると伝え、「将来の新興産業にとって中国は巨大な脅威となる」との声があがっていることを紹介。なかでも太陽光発電など電池産業が中国で勢い良く成長していると伝えた。  続けて、韓国の市場調査会社の調査を引用し、中国のスマートフォン出荷台数は4年連続で大きく伸び、世界のスマホ市場で中国メーカーのシェアは40%を超えたと驚きを示したうえで、「スマホ産業の成長が中国のリチウム電池産業の成長を促進している」と報じた。  さらに記事は、2014年におけるスマホやノートパソコン向けの小型リチウム電池の出荷数量に関する統計として、1位はサムスン、2位がLGだったと伝え、3位がパナソニック、4位がソニーだったと伝える一方、中国メーカーもすでに上位に顔を出していると報じた。  また、中国のリチウム電子産業が急速に成長している背景には、韓国をはじめとする各国のメーカーがコスト低減を目的に中国製の部品や材料を使用していることがあげられるとしたほか、中国で自動車市場などが拡大し、リチウム電池に対する需要が拡大していることがあげられると報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網はこのほど、韓国メディアの亜洲経済の報道を引用し、中国のリチウム電池産業が急速に発展していると伝え、世界のリチウム電池市場をリードする韓国の地位を脅かしつつあると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-06-16 10:30