【株式市場】】米経済指標など気にし日経平均は続落だが本日上場2銘柄は好発進

◆日経平均の終値は2万257円94銭(129円85銭安)、TOPIXは1639.86ポイント(12.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億9441万株   16日後場の東京株式市場は、今夜判明する米国の住宅着工件数やFOMC(米連邦公開市場委員会)開催を控えて様子見気分があり、ソニー <6758> などは何度か前場の安値に迫りながら弱もみ合いが続いた。韓国で発生したMERS(中東呼吸器症候群)によるアジア地域の経済停滞も気になりはじめてきたようで、日経平均は前場の153円63銭安(2万234円16銭)に迫りながら小動きとなった。昨日年初来の高値に進んだ東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も反落した。   中で、13時頃にトヨタ自動車 <7203> が株主総会で新種の株式「AA型種類株」を可決と伝えられて一時堅調に転換する場面があり、電力株が中部電力 <9502> の浜岡原発3号機の安全審査を申請と伝えられて総じて堅調。日本エマージェンシーアシスタンス <6063> (JQS)がMERS(中東呼吸器症候群)関連の出遅れとされて急伸し、アンジェスMG <4563> (東マ)は昨日の「エボラ出血熱」対策薬の発表などを受けて活況高。   本日は2銘柄が新規上場となり、4月30日の2銘柄上場以来、中断状態だったIPO(新規上場・公開)が再開された。スマートバリュー <9417> (JASDAQ)はNTTドコモ(9437)のドコモショップ事業などを展開し、前後場とも買い気配を上げたまま売買が成立せず、大引けは公開価格1580円に対し2.3倍の2686円の買い気配。気配値のまま上げる場合の上限に達した。   ヘリオス <4593> (東マ)は理研(理化学研究所)発の創薬企業で、公開価格1200円に対し9時40分に1470円で初値がつき、高値は14時過ぎの1763円、大引けは1688円だった。   東証1部の出来高概算は19億9441万株(前引けは10億5495万株)、売買代金は2兆2639億円(同1兆1287億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は405(同491)銘柄、値下がり銘柄数は1369(同1243)銘柄。   また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は4業種(前引けは3業種)のみとなり、値上がりした業種は電力・ガス、食料品、ガラス・土石、空運となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の終値は2万257円94銭(129円85銭安)、TOPIXは1639.86ポイント(12.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億9441万株。
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2015-06-16 16:45