【本日注目の通貨ペア】NZドル/米ドル:金融政策のコントラスト

 本日は、NZ乳業大手のフォンテラ社のウェブサイトであるグローバルデイリートレード(GDT)で乳製品オークションが行われる。これまで、GDT乳製品価格指数は6回(3カ月間)連続して前回比で低下しており、乳製品を主要輸出品とするNZ経済の重石となっている。  乳製品価格の下落は、NZ中銀(RBNZ)が利下げに踏み切る理由のひとつとなっただけに、本日の入札結果(日本時間23時-24時頃に発表)からも目が離せない状況が続く。もし7回連続の低下となれば、追加利下げの思惑も絡めてNZドル売りが活発化する可能性があろう。  一方、米国では明日17日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されており、利上げに向けた議論が本格化する(今回の利上げはない見込み)と見られている。こうした金融政策の方向性の違いから、NZドルは他の主要通貨よりもドルに対して弱含みやすい地合いにあると言えそうだ。  NZドル/米ドルは、12日に付けた安値0.69418ドルを下抜ければ、2010年5月安値の0.65590ドルまで下値余地が広がる事になるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は、NZ乳業大手のフォンテラ社のウェブサイトであるグローバルデイリートレード(GDT)で乳製品オークションが行われる。これまで、GDT乳製品価格指数は6回(3カ月間)連続して前回比で低下しており、乳製品を主要輸出品とするNZ経済の重石となっている。
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2015-06-16 18:00