東京製綱が3Q業績と国内生産拠点の集約を発表

 東京製綱 <5981> が7日午後1時に今3月期の第3四半期業績を開示。同時に国内ソーワイヤ事業の生産拠点再編なども発表した。  3Q業績は、売上高が前年同期比7.6%増の502億4800万円、営業利益は23億7500万円(前年同期は29億8800万円の赤字)、純利益は34億3700万円(同30億9700万円の赤字)となった。  鋼索鋼線や開発製品事業の売上が堅調となったほか、利益面ではスチールコード事業での固定費節減も寄与。また、為替差益10億1000万円を営業外収益に計上、上場有価証券売却では5億8800万円の売却益を計上している。  同社の通期計画は従来予想を据え置いている。ただし、3Qに計上した為替差益については、今後の見通しが困難なため通期予想には織り込んでいないという。  また、東京製綱は同時に、国内生産体制の再編についても発表。これまで、岩手県と和歌山県の2拠点体制で行ってきた太陽電池および半導体用シリコンブロック切断用のソーワイヤ生産を、岩手県の工場に集約。和歌山工場は閉鎖するという。5月末までに集約を完了する予定としている。  東京製綱の株価はリリース発表後に急動意、午後1時4分に前日比16円高の167円まで買われた。(編集担当:片岡利文)
東京製綱 が7日午後1時に今3月期の第3四半期業績を開示。同時に国内ソーワイヤ事業の生産拠点再編なども発表した。
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2014-02-07 14:15