ジェネレーションパス、タイの大手複合企業CPGと協業し中国EC市場に参入
ECサイト「リコメン堂」の運営などを行うジェネレーションパス <3195> は2015年6月16日、アジア有数の大手複合企業のひとつであるタイのチャロン・ポカパン(Charoen Pokphand)Group Company Limited(CPG)の子会社であるCT Bright Holdings Limitedを割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。同時に、同社役員が保有する普通株式の一部をCPGの役員の持株会社であるLucky Shore Investments Limitedに相対取引にて譲渡(売出し)する。今後、CPGをパートナーとして中国のEC市場に参入する。
CPGは、グループとして農業と食料品を中心に情報通信、流通、金融、医薬品等を手がけるアジア有数の大手複合企業のひとつ。タイ、中国等を中心に国際的に事業展開している。また、上海の経済特区を活用し、伊藤忠商事、中国中信集団有限公司、中国移動通信集団公司、上海市信息投資股〓有限公司(〓は人へんに分)と共同で、上海自由貿易試験区を拠点として中国におけるクロスボーダー電子商取引事業へ参入することが決定している。
ジェネレーションパスは、中国のEC市場への参入を検討する過程で、日本でのEC企業を調査していたCPGの役員と会合を持つ機会があり、中国EC市場での協業を検討することになったという。CGPは、ジェネレーションパスの持つ多岐にわたる商品ジャンルを対象としたビッグデータの収集・分析能力と、数百社におよぶ日本の商材提供企業との提携力が中国市場での活用できるという点を評価。今回の株式引受契約を締結することになったとしている。
なお、第三者割当増資、および、株式売出し実施後の大株主の状況は、筆頭株主は代表取締役の岡本洋明氏で変更ないものの(持ち株比率は34.01%から26.02%に)、第2位の株主としてCT Bright Holdings Limited(持ち株比率17.03%)、Lucky Shore Investments Limitedは第4位の株主(同4.14%)になる見通し。
第三者割当増資で調達する資金は、中国企業との資本提携または買収資金、中国EC事業における運転資金、また、中国におけるシステム開発やマーケティング費用として活用する計画。(編集担当:徳永浩)
ジェネレーションパスは2015年6月16日、タイのチャロン・ポカパン(Charoen Pokphand)グループ(CPG)の子会社を割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。今後、CPGをパートナーとして中国のEC市場に参入する。
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2015-06-16 20:15