【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:FOMC経済・金利見通しの変化を見る

 本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明および経済・金利見通しが発表される。前回4月のFOMC議事録で「多くのメンバーは6月利上げの可能性は低いと判断」とされていたこともあり、今回の市場予想では、政策金利据え置きが大勢を占めている。  サプライズ利上げとならない限り、政策金利据え置きそのものへの反応は限られよう。焦点は「9月利上げについて、確信を深めることができるかどうか」だ。最も重要なのは、経済・金利見通しにおける「FF金利の見通し」になる。  このFF金利見通しが前回・3月の見通し(2015年末:0.625%、2016年末:1.875%、2017年末:3.125%)から上方修正されているようだと、利上げペースが早まるとの期待から、ドル高が進むと考えられる。一方、下方修正されているようだと、ドル安圧力となりそうだ。  もちろん、その後に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の定例記者会見も注目だ。慎重派のイエレン議長がどこまで踏み込んだ発言をするかは未知数だが、利上げに前向きと受け止められるような姿勢を示せばドル買い要因視されよう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明および経済・金利見通しが発表される。前回4月のFOMC議事録で「多くのメンバーは6月利上げの可能性は低いと判断」とされていたこともあり、今回の市場予想では、政策金利据え置きが大勢を占めている。
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2015-06-17 18:00