【今日のドル円】FOMC見通しはむしろタカ派化、米指標結果次第
昨日のドル/円は、一時124.30円台まで上昇したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に急失速して123円台前半へと押し戻された。FOMCについては、全体のトーンがハト派的だったとの見方もあるが、政策金利見通しで今年年末時点のFF金利予想が0.625%に据え置かれた事を軽く見てはならないだろう。
今年残された4回の会合のうち2回は利上げが発表される可能性が高いという事であり、むしろタカ派化したと捉えるべきと思われる。それにもかかわらずFOMC後にドルが売られたのは、発表前に買いが膨らんでいたためであり、9月の利上げに関する明確な示唆がなかったという、やや「後ろ向き」な理由によるものだろう。
少なくとも、このFOMCはこれ以上ドル/円を売る理由にはならないと見られ、利上げに関する焦点は、今後発表される経済指標の結果に移っていく事になろう。本日は、米週次新規失業保険申請件数と米5月消費者物価指数(いずれも21:30)の結果が注目される。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、一時124.30円台まで上昇したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に急失速して123円台前半へと押し戻された。FOMCについては、全体のトーンがハト派的だったとの見方もあるが、政策金利見通しで今年年末時点のFF金利予想が0.625%に据え置かれた事を軽く見てはならないだろう。
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2015-06-18 09:45