韓国ブランドが日本を抜いた！・・・米自動車品質調査で＝中国メディア

　中国メディアの盖世汽車網は１８日、米国の市場調査会社であるＪ．Ｄ．Ｐｏｗｅｒが１７日に２０１５年の米国市場における新車品質調査報告を発表したことを伝え、韓国車がランキングで順位を上げたとする一方で、日系車の多くが順位を下げたと報じた。 　記事は、Ｊ．Ｄ．Ｐｏｗｅｒが２０１５年２月から５月にかけて、米国で新車を購入した８万４０００人超を対象にアンケート調査を行ったことを紹介。同調査で対象となったのは３３ブランドで、２３３件の質問を通じて各ブランドの自動車について品質評価を行い、結果をランキング形式で発表したことを紹介した。 　続けて、Ｊ．Ｄ．Ｐｏｗｅｒの調査では新車１００台あたりの故障発生率（ＰＰ１００）を品質の評価基準としていると紹介。ＰＰ１００は数値が低いほど故障の発生数が少なく、品質が高いことを意味するとし、同基準で評価した場合、故障発生率がもっとも低く、品質がもっとも高いとされたのはＰＰ１００が「８０」のポルシェだったと紹介した。また、２位は韓国の起亜自動車で、ＰＰ１００は「８６」だったと伝え、前年調査より２０ポイントも数値が減少したと伝えた。 　また、現代自動車は４位でＰＰ１００は「９５」だったとしたほか、日本車として最高だったのは５位の日産の高級車ブランドであるインフィニティでＰＰ１００は「９７」だったと紹介し、「大半の日本車ブランドのＰＰ１００の数値は前年を上回り、日本車は総じて評価が低かった」と報じた。 　そのほか、中国商務部は１８日、韓国の聯合ニュースがＪ．Ｄ．Ｐｏｗｅｒの調査について、「高級車ブランドにおける顧客満足度はポルシェが１位だったが、大衆車ブランドとしては起亜自動車が１位だった」と報じたことを紹介し、日本車は技術の向上が緩慢である一方、韓国車の品質が急速に高まっていると報じたことを紹介した。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）