日経平均終値は228円安で続落、1カ月ぶりに節目2万円を割る
18日の日経平均株価は前日比228円45銭安の1万9990円82銭と続落。終値で2万円割れは5月18日以来。昨晩発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)声明を受けた円高を嫌気し、朝方から売り優勢の展開となった。前引け間際にはやや持ち直す場面も見られたものの、後場に入ると一段と下げ幅を拡大。午後2時50分頃には1カ月ぶりに2万円を割り込み、そのままきょうの安値圏で引けた。
個別では、シリコンウェハーの価格低迷で業績悪化が懸念されたSUMCO <3436> や、大手証券が投資判断と目標株価を下方修正した住友不動産 <8830> 、ワコム <6727> が下落。会長と社長の辞任が報じられた東洋ゴム工業 <5105> や、長期金利の低下が嫌気されたMS&ADホールディングス <8725> 、第一生命保険 <8750> などの大手生保株も売られた。
半面、野村証券などによる計5.66%の株式取得が判明したKLab <3656> や、臓器ヒト化マウスに関する国際特許を出願したトランスジェニック <2342> が上昇。4-6月期は営業益35億円前後と伝わったマンダム <4917> や、シンガポールの工業用フィルム販売会社を買収した三洋貿易 <3176> も買われた。
業種別では、空運、石油石炭製品、保険などが下落。一方、電気・ガスは唯一上昇した。(編集担当:松浦直角)
18日の日経平均株価は前日比228円45銭安の1万9990円82銭と続落。
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2015-06-18 14:15