この週末、中国人が大量来日!?・・・円安、ビザなし、韓国MERS、連休で

中国新聞社は16日付で、「日本が、端午節での中国人旅行客の最も好む目的地に」と題する記事を配信した。多くの旅行会社を取材して分かったという。
中国の端午節は旧暦5月5日だ。現在のカレンダーでは6月20日で、中国では22日までが連休だ。中国新聞社が16日時点で多くの旅行会社を取材したところ、「端午節連休」における人気の旅行先は都市別では香港、台北、東京、バンコクで、国や地域別では日本を訪れる人が最も多くなる見込みという。
中国新聞社は「今年(の端午節連休)はちょうど、小中学校の夏休みと重なる」と紹介。ただし実際には、北京市では夏休みが7月12日-8月31日、上海市では7月1日-8月31日などと、夏休みが始まるのは7月になってからだ。
しかし、夏休み期間より早いにせよ、端午節連休の海外旅行は「子どもや(子どもの)祖父母を連れて」と、一家で楽しむケースが多いと言う。航空会社の国際線の予約は、通常時の4割増し程度という。
これまで人気が高かった韓国旅行を選ぶ人は減った。中東呼吸器症候群(MERS)の影響とみられる。ソウルや済州島への旅行者が減った分、日本の東京、大阪、タイのバンコックやプーケットに行く人が増えたという。
また、韓国の仁川、ソウル、釜山に寄港予定だったクルーズ船は、行く先を日本に変更した。日本旅行に人気が出ている理由には円安もあるが、クルーズ船の場合、日本政府が一部船舶に対して「乗客のビザなし上陸」を認めたことも追い風という。日本は7月からの「夏休み時期」も、最も人気がある海外旅行先になる見込みだ。
中国新聞社によると、インドネシアが6月10日から中国人に対してビザなしの短期滞在を認めたように、中国人観光客を誘致するためにビザの撤廃を進めるケースが増えているという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C) ferwulf /123RF.COM)
中国新聞社は16日付で、「日本が、端午節での中国人旅行客の最も好む目的地に」と題する記事を配信した。多くの旅行会社を取材して分かったという。(イメージ写真提供:(C) ferwulf /123RF.COM)
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2015-06-18 15:45