【本日注目の通貨ペア】NZドル/米ドル:調整一巡後のドル買いを期待

 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、9月利上げに関する明確な手掛かりを示さなかった。そのためかFOMC後はドル売りが優勢となったが、あくまでも一過性の動きと見ておきたい。FOMCは、年内利上げ開始の方針を堅持しており、金利見通しでは9月と12月の両会合で利上げを行う可能性がある事も示された。  昨日来のドル安は、利上げに関する明確な手掛かりを期待した向きの調整売りが主体であり、調整が一巡すればドルは再び上昇基調を取り戻す公算が大きいと見る。そうした中、本日のNY市場で発表される米週次新規失業保険申請件数と米5月消費者物価指数の結果が注目される。  雇用と物価というFOMCの2大責務に関する重要指標だけに、いずれも上向けばドル再上昇のきっかけになり得るだろう。新規失業保険申請件数については、7月2日に発表される6月雇用統計の調査を行った週のものだ。もし良好な結果となれば、雇用統計への思惑も絡めてドル高の反応が大きくなりやすいと考えられる。  最後に残るのは、どの通貨に対してドルを買うべきかという問題となるが、今朝方発表された1-3月期GDPが予想に届かず、来月にも中銀の追加利下げが見込まれるNZドルが最も効率的に思える。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、9月利上げに関する明確な手掛かりを示さなかった。そのためかFOMC後はドル売りが優勢となったが、あくまでも一過性の動きと見ておきたい。FOMCは、年内利上げ開始の方針を堅持しており、金利見通しでは9月と12月の両会合で利上げを行う可能性がある事も示された。
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2015-06-18 18:15